松ー節操・孤高のイメージ
松のイメージは、花の中の聞くに近い。
『論語』に、「歳寒くして然る後、松柏の凋むに遅るるを知る」とあるように、柏(かしわではなくひのき)と並んで、冬の寒さにも負けずに緑を誇る姿を讃える。
陶淵明の〈帰去来の辞〉には「孤松を撫して盤桓(立ち尽くす)す」という。庭の一本松の姿に淵明の高士の有りようが象徴される。また中唐のカトウの<隠者を尋ねて遇わず>の詩にも、「松下 童子に問う」とあって、隠者に仕える童子は松の木の下にいる。
松は異名を「十八公」という。松の字を分解したもの。また、「五大夫」ともいう。これは秦の始皇帝が泰山に上ったとき、松の木の下で雨宿りをしたことから、松に「五大夫」という位を授けたことによる。
- 2006/12/25(月) 02:33:39|
- 詩語のイメージ
-
-