太原早秋
歳落衆芳歇
時当大火流
霜威出塞早
雲色渡河秋
夢繞辺城月
心飛故国楼
思帰若汾水
無日不悠悠
《読み下し文》
太原の早秋
歳落ちて衆芳歇み
時は大火の流るるに当たる
霜威 塞を出でて早く
雲色 河を渡って秋なり
夢は繞る 辺城の月
心は飛ぶ 故国の楼
帰らんと思うこと汾水の若し
日として悠悠ならざるは無し
〔日本語訳〕
年も秋となって、草木のしぼむ季節、
大火星が西に流れるころとなった。
塞の外には早くも霜のきびしさがせまり、
黄河を渡りくる雲の色は秋のたたずまい。
辺城のまちを照らす月のもとで夢を見る身ながらも、
心は故郷の家へと飛ぶ。
帰りたいと思う気持ちは、汾水の悠々とした流れのように尽きず、
一日として憂え悲しまないことはない。
時当大火流
霜威出塞早
雲色渡河秋
夢繞辺城月
心飛故国楼
思帰若汾水
無日不悠悠
《読み下し文》
太原の早秋
歳落ちて衆芳歇み
時は大火の流るるに当たる
霜威 塞を出でて早く
雲色 河を渡って秋なり
夢は繞る 辺城の月
心は飛ぶ 故国の楼
帰らんと思うこと汾水の若し
日として悠悠ならざるは無し
〔日本語訳〕
年も秋となって、草木のしぼむ季節、
大火星が西に流れるころとなった。
塞の外には早くも霜のきびしさがせまり、
黄河を渡りくる雲の色は秋のたたずまい。
辺城のまちを照らす月のもとで夢を見る身ながらも、
心は故郷の家へと飛ぶ。
帰りたいと思う気持ちは、汾水の悠々とした流れのように尽きず、
一日として憂え悲しまないことはない。

